「神仏習合・神仏和合」の宗教
日本古来の山岳信仰に、神道や外来の仏教、道教、陰陽道などが混淆(こんこう)して成立した日本固有の民族宗教と定義されています。
大自然の山中を分け入り、心身を鍛錬します。理屈ではなく、自分の五感を通じて、実際の感覚を体得することを重んじています。
また、修験道では、単に自然崇拝ではなく、仏教に基づき証果を得て、衆生済度のために行じる宗教で、決して山の行だけに偏っているわけではなく、上求菩提・下化衆生のこころが根底にあり、もともと日本にあった神の道と仏法が融合した宗教です。